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ローテーターカフの語呂よりいい覚え方とは?一番影が薄い筋はどこ?

kaigo-06

みなさんこんにちは!

ローテーターカフに関する解説の後半部分になります。

まずは前回のおさらい。

・ローテーターカフは「回旋筋腱板」とも呼ばれる
・自由度は3の関節である
・棘上筋は肩関節を外転させる筋
・停止部が上腕骨の大結節である

 

詳しい説明を読まれる場合は

前回の記事を御覧ください。

今回の説明は
・肩甲下筋
・小円筋
・棘下筋

こちらの3種類について

解説をしていこうと思います。

 

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ちょっぴり存在感控えめな肩甲下筋

この肩甲下筋は文字通り肩甲骨の下の方に

付着しているためにそう呼ばれています。

 

しかしせっかく覚えてとしても、

・上肢の代表的な神経支配から少し外れる
・肩甲骨の肩甲下窩にあり、触診するのに少し難しい

というような理由から、

ローテーターカフだけでなく作業療法士として

働く上でも少し影の薄い存在になるかもしれません。

私が学生の頃はそのくらいに学校で勉強している時に

話題に登りにくい名前でした。

 

ですがもちろん人間が行きていく上で

絶対に必要な筋ですし、この肩甲下筋のストレッチで

肩関節の可動域が広がる事も全然珍しくありません。

 

同じ様な境遇のOTがいたら、病院や施設での実習で

肩甲下筋に関する知識でSVからの評価が

少し良くなる事もあるかもしれませんね。

 

ローテーターカフでは肩甲下筋の他の3種類は、

全て上腕骨大結節が停止部であるために

身体の外側を沿っていく形で上腕骨へと巻き付いて

関節窩の代用をしています。

 

ですがこの肩甲下筋は肩甲骨の肩甲下窩、

つまり身体の内側から脇の下を通って

上腕骨小結節へと停止するのです。

 

このために上腕骨の内側方向における

関節窩の代わりになって、肩甲下筋の収縮で

肩関節は内旋運動を起こすのです。

 

起始と停止の場所を自分の身体で

イメージしてみる事が作用の理解や

暗記のための第一歩になると思います。

 

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小円筋を語呂で覚えよう

この小円筋の存在からちょっと離れて

大円筋との区別に戸惑ってしまう方も

中にはいるかもしれません。

そういう時は語呂合わせで覚えてみても

良いかもしれませんね。

 

調べてみたら消極的喧嘩、城下町で喧嘩の〜、

色々あるみたいなんでパクるも良し、

自分でゴロを作るもよし。

 

私の場合は広背筋と大円筋のデカい筋ペアとして

肩の伸展もする筋という風に覚えて、

「そっちじゃない方…」と消去法で覚えました。

 

閑話休題、

先にも説明しましたが、小円筋は肩関節の

外側グルリと巻き付くように

上腕骨の大結節へと付着しています。

 

小円筋の起始は肩甲骨の外側縁からですので

この筋が収縮して肩関節の外旋に作用します。

 

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名前そのままな棘下筋

棘上筋と並んでわかりやすい筋ですよね。

肩甲棘の下の部分、棘下窩が起始だから棘下筋。

ほんとそのまんまです。

 

参考書やネットの画像で見てみると

わかりやすいんですが、

広い起始部から一箇所へ向かう形で

停止部へと付着しているために

棘下筋の上部と下部で

肩関節の外転、内転に

それぞれ作用しています。

 

まとめ

以上がローテーターカフの筋の説明となります。

まず最初からいきなり張り切って

名前、起始停止、支配神経に作用は何か?

なんて言ってたら頭がパンクしてしまうので

ひとまず筋を動かすために繋がる支配神経は

割愛とさせていただきました。

 

とにかく勉強をやり始めて最初の頃は

「身体のどこになんて言う筋があって、
どういう風に身体にくっついてるのか」

例え「ふーん」であっても良いんです。

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覚える上ではまず先に「知る」事が前提ですから。

 

みなさんの解剖学に関するハードルが少しでも

下がる事を祈ってます。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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