【褥瘡編5】ポジショニングに使う道具の種類や用途を解説!4つの注意点とは?

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みなさんこんにちは。

前回は褥瘡を予防するために

・ポジショニングとは何か?
・なぜポジショニングをするのか?
・ポジショニングを必要とする方の気持ちとは?

という、ポジショニングの総論についての

解説をさせていただきました。

詳しくは前回の記事を御覧ください。

 

今回は体位によって変わる褥瘡の

好発部位について解説をしていきたいと思います。

 

なお、今回の話題は褥瘡なので

褥瘡の好発部位に加え、ポジショニングをする時に

絶対におさえておきたい場所も一緒に

解説をしていこうと思います。

 

と、説明に入る前にポジショニングをするために

まずは必要な道具を先に紹介していきます。

 

ポジショニングにはどんな道具を使う?

とにかく定番ですね。

 

身体に接する面積を増やすために使う枕は

ポジショニングのスタンダードと言っても

良いのではないでしょうか。

 

頭の下に敷くだけでなく、上肢や手の下に

置いて使うこともよくあります。

 

大きさも普通のサイズだけでなく、

長めの物、抱きまくらなどでもOKです。

 

クッション

枕と並んでクッションもまたポジショニングでは

スタンダードと言えるでしょう。

サイズは関係無しに使えます。

 

使い方は枕と被る所はありますが

枕よりも柔らかいため、

膝の下や肩の下に入れられたり

足関節の過度な底屈を防ぐために、

足底面に置いたりして前脛骨筋が痛むのを防ぎます。

 

タオル

こちらもポジショニング使う物品として

定番中の定番と言えますね。

折り曲げることができるのが強みです。

 

厚みを調整して肩甲帯の下へ、

丸めて手に握らせたり、首の後ろへ入れたりします。

 

脳卒中片麻痺の方の場合、手指に痙縮が出て

しまう場合もよくあるために、ハンドタオル等を

丸めて手に握らせて手掌面の受傷を防ぐという

目的のためでもあります。

 

そしていざという時に拭く事にも使えるために

使い方が幅広いですし、病院や施設では

数多くあるのも特徴としては見逃せません。

 

三角マット

これは病院のリハビリ室などによく置いてある

定番のポジショニングの用具です。

 

腰痛の方が膝を伸ばしたままで無理に仰臥位になると

腰椎を痛めてしまうリスクがあるために、

膝を屈曲して仰臥位になるのですが

その時に使えるのがこの三角マット。

 

タオルや枕の使用する数を抑えながら

ポジショニングができます。

 

さて、それでは褥瘡を予防するための

ポジショニングする箇所を体位別に

解説してみます。

 

仰臥位でのポジショニングの注意点

後頭結節

枕にタオルを二つ折りにして

後頭結節の場所へ敷くなどして対処します。

後頭結節は中枢である脳が近いため、

この場所に褥瘡ができるのは

非常に危険です。

 

肩甲骨 肩甲棘

対象者の方の仰臥位の姿勢にもよりますが、

肩甲骨の部分にクッションかタオルを敷きます。

 

肩甲骨周辺の褥瘡は肩関節の内外転に作用する筋の

棘上筋、棘下筋の炎症にもなりかねません。

 

上肢の炎症が活動性の低下から治療の長期化を招くことも

考えられるために、やはり注意が必要です。

 

肘頭、尺骨 茎状突起部

この場所のポジショニングする際には、

長い形の枕やクッションで上肢全体を支えます。

 

手掌面

ここは褥瘡自体との関係としては

若干薄い感じもする場所ですが、

握り込んだ手指の爪で

手掌面に傷をつけないように

タオルを握り込ませて受傷を予防します。

 

褥瘡そのものとはちょっと違いますが

忘れてはいけない所なので

おまけとして書かせていただきました。

 

まとめ

今回は褥瘡予防のポジショニングに使用する道具と

使用方法の紹介を少ししていきました。

 

次回は体幹と下肢の部分について

解説できれば、と思っております。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

【褥瘡編1】褥瘡はなぜ起こる?その理由や2次障害についても解説!

【褥瘡編2】褥瘡になりやすい4大要素とは?試験出題率の高い好発部位も確認!

【褥瘡編3】褥瘡の4大要素はいつどんな状態でなる?対策や注意点も解説!

【褥瘡編4】ポジショニングの必要な患者はどんな気持ちか?枕タオル以外で何が使える?

【褥瘡編6】褥瘡予防は骨突出部以外はどこにタオルを使う?下肢の注意点は?


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