【褥瘡編4】ポジショニングの必要な患者はどんな気持ちか?枕タオル以外で何が使える?

kaigo-02

みなさんこんにちは。

 

前回は褥瘡の発生する4つの要素について

その機序についてを解説してみました。

詳しくは前回の記事を御覧ください。

 

ここからは褥瘡の予防のために

われわれはどんなことをしていくのか、

また何故そうするのかを

解説していこうと思います。

 

これらの知識が学校の定期テストで出題されることは

もちろん容易に考えられますし、実際の臨床や

実習などでも当たり前に必要になってくる

とても大切な知識です。

 

今日、これを読んだ後でベッドに横になったら

どういう姿勢になったら自分の身体に

負担がかかりにくいか試してもらえると

さらに知識が身につくのではないでしょうか。

 

ポジショニングとは何か?

ポジショニングとは、対象者の方が

安定していられる楽な状態にすることです。

臥位なら臥位の、
側臥位には側臥位の、
車椅子座位では車椅子座位に

それぞれに楽な状態というものがあります。

 

基本的にポジショングとは、

枕やクッション、タオルなどを身体の下へ

置くことで身体に接する面積を増やします。

接する面積が増えることで

体圧を分散させることができます。

 

なぜポジショニングをするのか?

基本的にポジショニングは寝たきりだったり

車椅子で移動する対象者の方へと行います。

 

そして対象者の方へと褥瘡の予防や、

より大きな安心感を持ってもらうために

するものなのでその状況に応じて臨機応変に

対応していく必要があります。

 

しかし、

みなさんがポジショニングを行う前に

理解しておくべき事として、

ポジショニングを必要とする対象者の方の

気持ちというものがどういう感じなのかを

知っておくべきだと思ったので、

ちょっと寄り道解説をしていきたいと思います。

 

ポジショニングを必要とする方の気持ちとは?

ポジショニングが必要な方はどんな方なのでしょうか。

 

手術直後、寝たきりなどというのは

以前にも紹介した通りなのですが、

寝たきりの方に焦点を当てて考えてみましょう。

 

病院や施設などに行くと全然珍しくないのですが、

脳卒中などで片麻痺になってしまった老人は

とても多いです。

 

そのために活動性が低下し、自立度の低下を招き、

褥瘡ができてしまいう、というパターンは非常にあるあるです。

 

片麻痺の方の場合、身体の半側が動かせないのに加え、

感覚障害も一緒に出てしまっている場合がほとんどです。

 

表在感覚、深部感覚が低下しているという事は

「身体がベッドの上にある」という風な認識を

持てないために、身体が宙に浮いているような

認識を持ってしまうと言われています。

 

ベッドで寝ているにも関わらず、

本当に寝られているのか?
どこまで行ったら落ちるのか?

身体の感覚に障害を持っている方は、

自分の目で見ないとそれを察する事ができません。

 

みなさんも目をつぶって背臥位でベッドを横に

移動するとその怖さを多少なりとも感じる事が

できると思います。

 

そうした恐怖感から少しでも逃れたいと思ってしまう

対象者の方は身体がベッドに設置してる感覚を求めて

身体をより強くベッドに押し付けようと

してしまいます。

 

そうすると自然と身体には力が入ってしまうため、

何もしてないのに身体的にも精神的にもヘトヘトに…

そんな状況になる前にOTとなるみなさんの出番。

適切にポジショニングをして対象者の方の

身体にかかる負担を少しでも減らしましょう。

 

最後に

次回は肢位の違いでどんな風に

ポジショニングのやり方が違うのかを

解説していきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

【褥瘡編1】褥瘡はなぜ起こる?その理由や2次障害についても解説!

【褥瘡編2】褥瘡になりやすい4大要素とは?試験出題率の高い好発部位も確認!

【褥瘡編3】褥瘡の4大要素はいつどんな状態でなる?対策や注意点も解説!

【褥瘡編5】ポジショニングに使う道具の種類や用途を解説!4つの注意点とは?

【褥瘡編6】褥瘡予防は骨突出部以外はどこにタオルを使う?下肢の注意点は?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です