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【ROM編】ROM測定時の基本軸と移動軸の覚え方をわかりやすく解説!

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みなさんこんにちは。

今回の説明はROM測定の時に覚える

基本軸や移動軸について、

 

・僕個人として覚えにくかった箇所
・ここはとにかく大事!という所

 

これらの説明をしていこうと思います。

みなさんが作業療法士として臨床の現場では

身体の各関節の参考可動域(大多数の人の一般的な角度)というものを

覚えておくことが大切なのです。

 

ここでの知識があいまいなままだと、

対象者の方のROMを測定しようとした際に

「参考可動域が×°であるのに対して○°であった」

という感じの正確な評価ができないために、

伸展、屈曲がどの程度の制限があるのかを

割り出せなくなってしまいます。

 

正確に対象者の方の病態の評価(現状を把握すること)が

できないという事はチーム医療を行っている

OTとして対象者の方を治療するために

まとまるべき他職種の方々にも迷惑をかけてしまう…

という事にもなりかねません。

 

ですが、これらを学生時代にちゃんと理解して覚えることで

実際の授業や実習などでも、SVの先生のOT場面を

見学させてもらう時にいきなり質問されても

落ち着いて答えられる、というワケです。

 

そういう時にキチンとした答えをズバッと

言えるだけでも他の方かた見た印象って

全然違いますし、自分の中でも

達成感ってデカいと思います。

 

働いている領域の違いによって

必要とされる知識もまた違ってくるために

表面に出すことはなくても

本当は「アレ…?そうだったっけか?」と

考えてしまうOTもいるハズです。

 

どれだけ知識として覚えていても

記憶は記憶。使わなければ知識も

どんどん忘れてしまうものです。

 

しかし、国家試験でもROMに関する設問は

毎年のように出題されています。

 

簡単なところで取りこぼしをしないためにも

ここでの知識は絶対にモノにしたいです。

正しく覚えれば今後の役に立つ事間違いなし!

肩関節  内旋 外旋

基本軸  肘を通る前額面への垂直線
移動軸  尺骨

ROM測定において基本軸と移動軸の勉強を

する時の一つの関門と言えるでしょう。

 

肩関節の屈曲でもあった

「××を通る○○への☆☆」といった形で

覚えようとすると全くややこしいですよね。

 

しかし、関節が運動する方向をキチンと理解する事で

全く怖くなくなります。

 

内外旋というのは動かす場所は

前腕部の尺骨となりますが

測定するべき場所はあくまでも

上腕骨における可動域なのです。

 

スタート肢位である0°のライン上に、

ちょうど尺骨があるために、

その場所を動かすことで測定をするのです。

 

肘関節を90°だけ屈曲した状態で始めるのは

前腕の回内外をさせないためです。

肘関節  屈曲 伸展

基本軸  上腕骨
移動軸  橈骨

この場所の移動軸を理解する時に

間違えやすい事として移動軸を

尺骨と橈骨の間違え、というパターンですね。

 

ここを覚えるために、測定をする際に

最初はまず前腕を回外させてから測定に入る、という風に

覚えればとても簡単ですよ!

 

測定をする時は対象者の肩の体幹の外側でROMを

測定するのですが、内側で測定をしようとすると

患者さんの体幹にゴニオメーターが当たってしまう

危険がありますし、何より対象者の方へと

圧迫感を与えることにもなってしまいます。

 

もちろん対象者の方にケガをさせたら大問題です。

なので、測定しやすいところで測定する。

…その場所はどこ?という感じで考える事で

とても簡単に解決できます。

 

今回の説明は、

・肘関節  内旋 外旋
・肩関節  屈曲 伸展

以上2点の基本軸と移動軸についての

考え方を僕なりの視点で説明してみました。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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