フラッシュモブは海外から入ってきた民衆文化ですが、企業活動においても利用されることが増えてきました。
ビジネスのグローバル化の影響が大きく、欧米化が進む企業イベントとの相性が抜群です。
企業イベントで重要なのは、訪れた客にできるだけ大きなインパクトを与えることです。
強く意識に残ることで、次回以降の集客に結びつく可能性が高くなります。
もちろんノベルティを配布するなどの取り組みも有効なので、多角的に戦略を練ることは欠かせません。
しかし、そのような定番の戦略だけで大きなインパクトを与えることが難しいのも事実です。
なぜなら客側もそのようなサービスを受け過ぎて慣れてしまっているからです。
一方、フラッシュモブは広く知られるようになったとはいえ、実際に体験した人はそれほど多くありません。
テレビや動画などで観たというケースがほとんどであり、はじめて自分が味わった場合は鮮烈な記憶として残ることでしょう。
その効果を見込んですでに多くの企業イベントで採用されています。
たとえば、不動産会社がモデルルームの見学会を実施したときに、落ち着いた雰囲気のなかで突然周囲の通行人たちが踊り出すのです。
これによって一気に楽しい雰囲気になり、それまでの緊張が解けて見学を心から楽しめるようになります。
その他の例としては結婚式場が主催するブライダルフェアが挙げられます。
訪れたカップルを祝福する形で実施することで、そこで挙式したいという気持ちの喚起が可能です。
お祭り騒ぎのような陽気な雰囲気を一瞬にして演出できるため、短時間で強い影響を与えたい企業に適しています。
上記の例の他にも多くの業界で実施されており、それぞれオリジナルの工夫がなされていることもポイントです。
たとえば建築業界の場合は、大工姿の人たちが踊り始めるというサプライズも行われました。
このように、各イベントに合わせて柔軟に対応させやすいこともフラッシュモブの特徴です。
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